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厚手のニトリル手袋の特徴を解説|手袋の厚さの違いや向いている業種について紹介

厚手のニトリル手袋の特徴を解説|手袋の厚さの違いや向いている業種について紹介

ニトリル手袋はあらゆる業界で活用されており、使い捨て手袋の中でも多く愛用されています。特に厚手タイプは耐久性の良さや手へのフィット感の満足度の高さから好評です。 本記事では「厚手タイプのニトリル手袋の魅力」や「よく使われている業種」について紹介します。「ニトリル手袋の選び方」についても解説していますので、導入を検討している方はぜひ参考にしてください。 著者紹介 歯科医院・病院用衛生用品を1つから購入できる通販サイト「HAPPY HANDS(ハッピーハンズ)」です。歯科医院などで使用される使い捨て手袋やマスク、その他の衛生用品をさまざま販売しています。 今回は、ニトリルグローブがおすすめの理由や選び方、厚手のニトリルグローブが適している業種について解説します。 ニトリルグローブの商品一覧はこちら そもそもニトリル手袋とは? ニトリル手袋は、医療現場や清掃、食品の取り扱い時によく使われています。ニトリルとは「ニトリルゴム」と呼ばれる石油系の合成ゴム、または人工ゴムのことを指します。 ゴム手袋と一色と単に考える方も多いですが、素材に大きな違いがあります。天然ゴムのラテックスを使用しているものもあり、同じゴムでも素材が異なることを覚えておきましょう。 ニトリル手袋がおすすめ!その理由 ニトリル手袋がおすすめの理由を4つ紹介します。同じ使い捨て手袋でも使用感や操作性へのこだわりがある商品なので、ぜひチェックしてください。 ラテックスアレルギーの方でも使用できる ニトリル手袋は、ラテックスアレルギーの方でも使用できるのが魅力です。ラテックスアレルギーは天然ゴムに含まれるラテックスタンパク質に反応する傾向にあるため、合成ゴムのニトリル手袋はアレルギーを発症しにくい傾向があります。 ただし、すべてのアレルギーを発症しないわけではありません。肌に合うか不安な方は、ニトリル手袋の素材をきちんと確認してから使用しましょう。 優れたフィット感 ニトリル手袋はフィット感の良さも口コミで好評を得ています。手にしっかりと密着した状態に装着できるので、手元の操作性がよく、細かな作業も楽にこなせるでしょう。歯科医院をはじめとする、手先をよく使用する医療現場でもニトリル手袋は活躍しています。 フィット感を重視した手袋をお探しの方は、ぜひ1度ニトリル手袋を試してみてはいかがでしょうか。 安心の耐久性 耐久性の高さも、ニトリル手袋ならではの特徴です。耐摩擦性にも優れていますので、手元をよく使う方や、使用時間が比較的長い方もニトリル手袋が活躍します。より耐久性に注力して手袋を選びたい方は、厚手タイプのニトリル手袋も検討しましょう。 突き刺しやひっかき傷にも強いので、作業中の破損が心配な方にも向いています。ただし、必ずしも破損しないわけではありませんので注意してください。 油や化学薬品に強い性質 ニトリル手袋は、油や化学物質にも強い性質をもっています。薬品や化学物質を扱う方もニトリル手袋を活用しているので、リピーターも多い手袋の種類です。 メーカーにもよりますが、ニトリル手袋は薬品の使用による縮みが少ない傾向にあります。油や化学薬品に強い手袋をお探しの方は、ニトリル手袋の使用も視野に入れてみませんか。 厚手のニトリル手袋がおすすめな業種 厚手タイプのニトリル手袋が活躍する業種をいくつかピックアップしました。以下の業種に従事している方や、ニトリル手袋の活用方法を模索中の方は参考にしてください。 塗装業 化学物質や油に強い性質を持っていることから、塗装業でもニトリル手袋が使われています。手元のフィット感もあるため、操作性の良さも塗装業で活用されている理由ではないでしょうか。 厚手タイプであれば、塗料が手に付着するのを防止する効果にも期待できるかもしれません。手先の感覚を大切にしたい方は、薄手タイプの使用も検討しましょう。 畜産...

ニトリル手袋の特徴や極薄タイプを使用する際のメリット・デメリットを解説

ニトリル手袋の特徴や極薄タイプを使用する際のメリット・デメリットを解説

使い捨て手袋にはいろいろな種類がありますが、極薄タイプのものは手や指をよく動かせて感覚も感じやすいため、さまざまな業界や作業に使われます。 特にニトリル手袋は安全性が高いため、正確性と衛生面の管理が求められる医療現場でも多く採用されている製品です。 本記事では、ニトリル手袋にはどんな特徴があるのか、極薄タイプを使用する際のメリット・デメリットについて詳しく解説します。また、ニトリル手袋が適している作業や使用する際の注意点についても詳しく紹介するので参考にしてください。 著者紹介 歯科医院・病院用衛生用品を1つから購入できる通販サイト「HAPPY HANDS(ハッピーハンズ)」です。歯科医院などで使用される使い捨て手袋やマスク、その他の衛生用品をさまざま販売しています。 今回は、極薄ニトリルグローブについて解説します。グローブの厚さについてぜひ参考にしてみてください。 ニトリルグローブの商品一覧はこちら さまざまな業界で使われる使い捨て手袋の種類 使い捨て手袋にはいくつかの種類があります。業界や作業によって適したものを選ぶようにしましょう。 ポリエチレン手袋 ポリエチレンはプラスチックの一種です。手や指先に密着するタイプではありませんが、着脱が簡単で油や薬品、洗剤に対しての耐性があります。また、穴あきや破れには弱いですが、作業性が高いため調理や配膳、盛り付けなどによく使われる製品です。 ポリエチレン手袋には、指先を絞って抜けにくくしたタイプや、手袋の表面に細かい凹凸があり、食材が付着しにくいエンボスタイプなど種類が豊富な点も特徴といえるでしょう。 ポリ塩化ビニル手袋 ポリ塩化ビニルの手袋は、PVC手袋やビニール手袋とも呼ばれる製品で、油や薬品、洗剤に対する耐性があり劣化しにくい特徴があります。素材が薄めのものが多いため、指先の感覚が残り細かい作業に適しています。 ただし、劣化はしにくいですが破損しやすいというデメリットがあるため、感染対策などには適していません。 また、ポリ塩化ビニルは、食品衛生法に適合しているものと適合していないものがあり、フタル酸を含んでいるものは食品の用途には使えません。一般的な衛生管理や軽作業などで使われることが多い使い捨て手袋です。 TPE手袋 TPE手袋は、熱可塑性(ねつかそせい)エラストマーのことをいい、ポリ塩化ビニル手袋とポリエチレン手袋の特徴のちょうど中間のようなタイプの手袋です。 PVC手袋のような密着感はありませんが、ポリエチレン手袋よりも伸縮性があるため、細かい作業はしやすいでしょう。 EVA(エチレン-酢酸共重合樹脂) EVA手袋は可塑剤(かそざい)を使用していないため、安全性の高い使い捨て手袋です。手指への密着度が高く、温度の高低差や水分、紫外線などへの耐性があります。 また、EVA手袋は無毒性なので、医療現場や食品の製造や加工にも適しており、ほかにも介護業界や美容業界、清掃など幅広い分野で使える手袋です。ただし、極端な温度変化には弱く、手袋が変形することもあります。また、素材の独特の匂いがあります。 ラテックス手袋 ラテックス手袋は、使い捨てゴム手袋の一種です。天然ゴムのラテックスを原料としており、油や薬品に対する耐性はそれほどありませんが、丈夫で長時間の作業に適している手袋です。 また、伸縮性に優れていて手指に密着するため、細かい作業にも向いています。ラテックス手袋は、2種類の加工法によって作られます。1つは、手袋を塩素液に浸して塩素処理したものと、もう1つは手袋の内側をポリマー溶液に浸してポリマーの層を作ったポリマーコーティング処理のものです。 塩素処理したラテックス手袋は、乾いた感触で着脱がスムーズです。また、ポリマーコーティング処理したラテックスグローブは、しっとりしたテクスチャーになっています。 ラテックス手袋のデメリットとして、アレルギーのリスクがあげられます。ラテックスアレルギーは、天然ゴムに含まれるラテックスタンパク質によって起こるもので、皮膚のかゆみや炎症、蕁麻疹などの症状が出ます。 さらに、重症化すると呼吸困難や意識障害、さらにはアナフィラキシーショックを引き起こすこともあるため注意が必要です。 ニトリル手袋...

ニトリルグローブとは汎用性の高い使い捨て手袋!特徴を徹底解説

ニトリルグローブとは汎用性の高い使い捨て手袋!特徴を徹底解説

新型コロナウイルスをきっかけに衛生意識が高まる中、使い捨てグローブの需要が増加しており、特にニトリルグローブが注目されています。 ニトリルグローブと他の使い捨てグローブとで何が違うのか、疑問に思う方も多いでしょう。本記事では、ニトリルグローブがどのような手袋なのか特徴を詳しく解説していきます。 著者紹介 歯科医院・病院用衛生用品を1つから購入できる通販サイト「HAPPY HANDS(ハッピーハンズ)」です。歯科医院などで使用される使い捨て手袋やマスク、その他の衛生用品をさまざま販売しています。 今回は、ニトリルグローブの特徴を徹底解説します。知っておいて損はないので、ぜひ最後までご覧ください。 ニトリルグローブの商品一覧はこちら ニトリルグローブとは? ニトリルグローブは、医療や食品業界をはじめ、さまざまな現場で使用される使い捨て手袋の一つです。「合成ゴム」または「人工ゴム」を素材とし、耐久性や耐薬品性に優れているため、幅広い用途で活躍しています。 また、ラテックスアレルギーの心配がない点も大きな魅力です。ここでは、ニトリルグローブの基本的な特徴やメリットについて詳しく解説します。 ニトリルグローブの素材 ニトリルグローブは、ニトリルゴム(NBR:Nitrile Butadiene Rubber)と呼ばれる「合成ゴム」または「人工ゴム」を主原料として製造される使い捨てグローブです。 ニトリルゴムは、ブタジエンとアクリロニトリルの共重合によって合成され、天然ゴム(ラテックス)とは異なり、植物由来ではない化学合成ポリマーです。 ニトリルグローブの製造に関して ニトリルグローブは、国内生産はほとんど行われておらず、主に東南アジアや中国などから輸入されています。 生産方法は、浸漬成形と呼ばれるディッピング方式で作られており、原材料などの液体に手型を浸漬し、乾燥・浸漬・乾燥を何度も繰り返して作られています。 ニトリルグローブはラテックスアレルギーが無い ニトリル手袋は、ラテックスアレルギーを気にせず使える点が大きな特徴です。ラテックスアレルギーとは、ラテックス手袋の原料である天然ゴム、つまりラテックスに対する過敏反応のことです。 天然ゴム中に含まれるラテックスタンパク質が原因となり、ラテックスレルギーを発症すると、蕁麻疹(じんましん)や皮膚のかゆみ、炎症などの症状が出ることがあります。さらに、重症化すれば呼吸困難や意識障害、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性も否定できませんので、注意が必要です。 一方、ニトリル手袋は人工ゴムである「ニトリルゴム」や石油系の合成ゴムを原料としているため、アレルギーの心配がないことから、ラテックスアレルギーの方でも安心して着用できます。 ニトリルグローブの特徴 ニトリルグローブは耐久性が高いだけでなく、耐薬品性や耐突刺性があるなどいくつかの特徴があります。ここでは、ニトリルグローブの特徴について詳しく解説していきます。 ニトリルグローブの耐久性 すぐ破れるような使い捨て手袋を使えば、途中で何度も交換しなければならず、破れた部分から細菌が入ったり、器具で手を傷つけるリスクも高まります。 ニトリルグローブは耐久性が高く、摩擦や長時間の使用にも強いため、さまざまな業界で採用されています。頑丈なニトリルグローブなら、ハードな作業中も手をしっかり保護してくれるので、余計な心配をせずに作業に集中できます。 ニトリルグローブの伸縮性 最近のニトリルグローブはよく伸びて柔らかく、指先の細かい動きにも自然に対応します。 医療現場や食品業界などでは、衛生や安全を守りながら、細かい作業にも支障が出ないような手袋が必要です。ニトリルグローブは手にしっかりとフィットし、指先の感覚をほとんど損なわないので、いろいろな場面で使いやすいといえます。...

パウダーフリーのニトリルグローブってどんな手袋?特徴やパウダー付きとの違いを解説

パウダーフリーのニトリルグローブってどんな手袋?特徴やパウダー付きとの違いを解説

医療現場や食品業界、美容業界など、さまざまなところで使用されているニトリルグローブ。使い捨てのゴム手袋の一種ですが、パウダーフリーのものとパウダー付きのタイプがあります。 パウダーフリーのニトリルグローブは肌に優しいため、使用者はもちろん、医療現場では患者さんを守るためにも取り入れているところが少なくありません。 本記事では、パウダーフリーのニトリルグローブの特徴や、パウダー付きとの違いについて詳しく解説します。 著者紹介 歯科医院・病院用衛生用品を1つから購入できる通販サイト「HAPPY HANDS(ハッピーハンズ)」です。歯科医院などで使用される使い捨て手袋やマスク、その他の衛生用品をさまざま販売しています。 今回は、パウダーフリーのニトリル手袋の特徴について解説します。 ニトリルグローブの商品一覧はこちら ニトリルグローブとは ニトリルグローブとは、石油系の合成ゴムまたは人工ゴムのニトリルゴムを原料として作られている使い捨ての手袋です。国内での生産はほとんど行っておらず、主に中国や東南アジアなどで生産されたものを輸入して販売されています。 ニトリルグローブは、強度に優れ、引っ張りや突き刺しに強いため、歯科医院やそのほかの医療現場での治療や検査、手術などにも使われています。ニトリルグローブには、パウダーフリーとパウダー付きの2種類があります。 パウダー付きタイプ パウダー付きのニトリルグローブは、手袋の内側にトウモロコシデンプンの粉が付けてあり、装着がスムーズにできるようになっています。 パウダー付きのニトリルグローブなら、滑りが良く患者さんや治療の都度に手袋を取り替える必要のある医療現場でも着脱しやすいというメリットがあります。 しかし、人によってはトウモロコシデンプンの粉が原因で、かゆみや皮膚の乾燥を引き起こす可能性があるという点がデメリットです。 パウダーフリータイプ パウダーフリーのニトリルグローブは、手袋の内側に粉の代わりに塩素処理やポリマー加工などを施し、着脱がスムーズになるようになっています。 パウダー付きとほとんど変わらずスムーズな着脱ができるうえ、パウダーによるアレルギーを起こす心配もありません。 厚生労働省では、パウダー付きの使い捨て手袋のリスクを考え、2016年からパウダーフリーの手袋を推奨するようになりました。ハッピーハンズでは、2016年のこの発表以降、パウダーフリーの手袋のみを販売しています。 ラテックスグローブとの違い ゴムを原料として作られる使い捨て手袋には、ニトリルグローブのほかにラテックスグローブがあります。ラテックスグローブは、天然ゴムを原料としており、ニトリルグローブ同様に丈夫で耐久性、伸縮性に優れています。また、滑らかな加工を施したグローブもあるので、使い分けができます。 また、ラテックスグローブには、ラテックスアレルギーを引き起こすリスクがある点も注意すべきでしょう。原料の天然ゴムに含まれるラテックスたんぱく質により、皮膚のかゆみや炎症、じんましんなどの症状が出る可能性があるのです。 重度のアレルギー反応が起こった場合は、呼吸困難や意識障害、アナフィラキシーショックを引き起こすこともあります。そのため、ラテックスグローブよりもニトリルグローブを採用する業界も少なくありません。 パウダーフリーのニトリルグローブの特徴 パウダーフリーのニトリルグローブは、パウダーを使用していないだけではなく、さまざまな特徴があります。詳しく見ていきましょう。 アレルギーのリスクが減る ニトリルグローブなら、ラテックスアレルギーが発症する心配はありません。ニトリルグローブの原料は合成ゴムまたは人工ゴムなので、天然ゴムのラテックス成分は一切含まれていません。 また、パウダー付きのニトリルグローブに使われているトウモロコシデンプンも付着していないため、パウダー付きのニトリルグローブで起こるようなかゆみや皮膚の乾燥のリスクも抑えられます。 日常的に使い捨て手袋を使う歯科医院や医療現場などでは、医療従事者や患者さんへのアレルギーのリスクを極力減らすために、パウダーフリーのニトリルグローブを採用しているところも多いです。 耐薬品性・耐油性がある...

医療用に使われるニトリルグローブの特徴|一般用との違いや選び方、正しい着脱法を紹介

医療用に使われるニトリルグローブの特徴|一般用との違いや選び方、正しい着脱法を紹介

医療用の使い捨てグローブは、医療従事者の手指が患者さんの血液や体液などに直接触れないよう汚染から守り、さらには医療従事者の手指から患者さんへ微生物などが伝播しないために医療現場では欠かせないものです。 使い捨てグローブには、さまざまな素材や種類がありますが、医療現場でよく使われるのはニトリルグローブやラテックスグローブです。その中でも今回はニトリルグローブについて解説します。医療用のグローブになぜニトリルがよいのか、一般用のグローブとの違い、グローブを選ぶ際のポイントについても紹介します。 著者紹介 歯科医院・病院用衛生用品を1つから購入できる通販サイト「HAPPY HANDS(ハッピーハンズ)」です。歯科医院などで使用される使い捨て手袋やマスク、その他の衛生用品をさまざま販売しています。 今回は、医療用の手袋に最適なニトリルグローブについて解説します。ぜひ最後までご覧ください。 ニトリルグローブの商品一覧はこちら ニトリルグローブとは ニトリルグローブとは、石油系の合成ゴムもしくは人工ゴムのニトリルゴムを原料とした使い捨てグローブです。強度や耐久性が高く、引っ張りや突き刺しに強い点が大きな特徴です。ニトリルグローブは国内ではほとんど生産されておらず、主に東南アジアや中国などで製造したものを輸入しています。 ニトリルグローブには、「パウダーつき」と「パウダーなし」の2種類があり、パウダーつきのニトリルグローブは、グローブの内側にトウモロコシデンプンの粉をつけて、着脱しやすく施されているタイプです。 一方、パウダーなしのニトリルグローブは、内側に粉の代わりに塩素処理やポリマー加工などを施してあるため、パウダーつきと同様にスムーズな着脱ができます。パウダーつきのニトリルグローブは滑りが良いですが、パウダーが原因で皮膚の乾燥やかゆみを引き起こす場合があります。 そのため、2016年から厚生労働省はパウダーフリーのニトリルグローブを推奨するようになりました。パウダーつきのニトリルグローブの使用には、十分な注意が必要です。 ラテックスグローブとの違い ニトリルグローブと同じく医療用として用いられることも多いラテックスグローブは、人工ゴムではなく天然ゴムから作られています。 ラテックスグローブは、大きく2種類の異なる加工方法があります。グローブを塩素液に浸して塩素処理したものと、グローブの内側をポリマー溶液に浸して層を作ったポリマーコーティング処理したものです。 塩素処理したラテックスグローブは、手袋の粘着性が減少しているためスムーズに着脱できます。また、ポリマーコーティング処理したラテックスグローブは、塩素加工に比べるとしっとりしたテクスチャーが特徴です。 また、ラテックスグローブは、耐久性や伸縮性に優れていますが、油や薬品への防護効果が低めです。さらに、天然ゴムのラテックスアレルギーが起こる可能性があります。ニトリルグローブもラテックスグローブも同じゴム製のグローブですが、安全性の高さからニトリルグローブの方が医療用で多く使われる傾向があります。 医療用グローブと一般用グローブの違い 一般用のグローブとの違いは目的の違いです。 医療用として使われる使い捨てグローブの目的は、診察や検査手術などの際にメスや注射針、血液や体液などを介して感染や汚染するリスクから医療従事者を守ることです。また、医療従事者の手指を介して患者に汚染物質がつくことを防ぐ目的もあります。 さらには、グローブをつけることで、医療現場である施設全体が汚染されるリスクを減らすことも重要です。 医療用グローブは「血液や体液に触れる可能性がある場合」「便や尿失禁のある患者のケアを行う場合」「汚染された器具や環境表面に触れる場合」「接触感染のリスクがある患者のケア時」のようなケースでの使用が推奨されています。 医療用に使われるニトリルグローブの特徴 医療用として使われるニトリルグローブの特徴には、次のようなものがあります。 耐薬品性に優れている 耐突刺性がある アレルギーの心配がない 耐薬品性優れている ニトリルグローブは、耐薬剤や耐油性に優れています。そのため、治療や手術などで薬剤を扱う現場でも安心して使えます。また、ニトリルグローブは耐久性や強度も高いため、強い洗剤を使った清掃の現場でも役立ちます。 耐突刺性がある...

歯医者で使用されるゴム手袋|種類や使い方、正しい選び方を詳しく紹介

歯医者で使用されるゴム手袋|種類や使い方、正しい選び方を詳しく紹介

歯科医院では、感染予防や汚染から守るために必ず手袋をして診療にあたります。歯医者で使われる使い捨て手袋の多くはゴム手袋ですが、適切な治療が行えるよう安全性と機能性の高いものを選ぶ必要があります。 本記事では、歯医者で使用されるゴム手袋の種類や選び方について詳しく解説します。また、正しい使い方についても紹介しているので参考にしてください。 著者紹介 歯科医院・病院用衛生用品を1つから購入できる通販サイト「HAPPY HANDS(ハッピーハンズ)」です。歯科医院などで使用される使い捨て手袋やマスク、その他の衛生用品をさまざま販売しています。 今回は、歯医者で使用されるゴム手袋について紹介します。 グローブの商品一覧はこちら 歯医者で使われるゴム手袋の種類 歯医者で使われるゴム手袋には、主にニトリル手袋とラテックス手袋の2種類があります。どちらもゴム製ですが、原料が異なり特徴もそれぞれ違います。詳しく見ていきましょう。 ニトリル手袋 ニトリル手袋の特徴は、以下になります。 原材料 石油系の合成ゴムまたは人工ゴム 特徴 耐薬品性、耐油性が高い 耐久性と強度 丈夫で長時間作業に適している 性能 強度に優れ、引っ張り・突き刺しに強い ニトリル手袋とは、石油系の合成ゴムまたは人工ゴムのニトリルゴムを原料とした使い捨て手袋です。ニトリル手袋は国内では生産がほとんど行われておらず、主に東南アジア・中国などで製造したものを輸入・販売しているのが一般的です。 ニトリル手袋には、パウダーつきタイプとパウダーなしタイプの2種類があります。パウダーつきニトリル手袋は、トウモロコシから作られた粉が使用されており、この粉によって手袋の着脱をスムーズにしています。 また、手袋の内側にもパウダーがついており、汗を抑えて手袋の使用感を良くする働きもあります。 ただし、ニトリル手袋のパウダーが原因となり、乾燥や痒み、アレルギー症状を引き起こす可能性があるので注意が必要です。さらに、パウダーに微生物や病原体が付着していると、手袋を使用する際にパウダーが空気中に飛散して、空気感染のリスクが高まることも考えられます。 パウダーに含まれる成分が人体に有害であることから、2016年より厚生労働省はパウダーフリーの手袋を推奨するようになりました。これを受けてハッピーハンズでは、2016年のこの発表以降、パウダーなしの手袋のみを販売しています。 パウダーなしのニトリル手袋は、粉の代わりに塩素処理やポリマー加工などを施し、手がスムーズに入るようになっています。また、粉によるアレルギーや空気感染のリスクなどの心配がありません。 さらに、パウダーなしタイプは、手指や医療器具に粉が残らないので歯科治療や手術などにも適しています。 ラテックス手袋 ラテックス手袋の特徴は、次の通りです。 原材料 ラテックス...