ゴム手袋の中で強度があって丈夫なものはどれ?それぞれの手袋の特徴を交えて解説

ゴム手袋の中で強度があって丈夫なものはどれ?それぞれの手袋の特徴を交えて解説

ゴム手袋にはさまざまな種類があり、使用環境によって求められる強度も異なります。特に建設業や製造業、清掃業などでは、耐久性の高い丈夫な手袋が必要とされます。では、ゴム手袋の中で強度があり、丈夫なものはどれなのでしょうか? 本記事では、ラテックス手袋、ニトリル手袋。また、ビニール手袋、ポリウレタン手袋との違いについて紹介します。それぞれの強度や適した用途について詳しく解説しますので、適切な手袋選びの参考にしてください。 著者紹介 歯科医院・病院用衛生用品を1つから購入できる通販サイト「HAPPY HANDS(ハッピーハンズ)」です。歯科医院などで使用される使い捨て手袋やマスク、その他の衛生用品をさまざま販売しています。 今回は、ゴム手袋の中で強度があって丈夫なものはどれ?という疑問にお答えします。また、それぞれの手袋の強度の特徴や適している業種についても紹介していますので、ぜひ参考にされてください。 グローブの商品一覧はこちら ゴム手袋とは? ゴム手袋は、さまざまな業界で使用されるゴム性の手袋で、汚染や感染だけでなく、汚れや冷水から手を守り、手荒れや怪我の防止にも役立ちます。 使い捨てゴム手袋の中から「ラテックス手袋」と「ニトリル手袋」の2種類を紹介します。それぞれのゴム手袋について、特徴やメリットなどを詳しく見ていきましょう。 ラテックス手袋 ラテックス手袋(天然ゴム手袋)は、伸縮性に優れ、細かい作業にも対応しやすいのが特徴です。 圧迫感がないため長時間の作業でも疲れにくいことから、研究室、清掃業務など幅広い場面で使用されています。 グリップ力があるタイプもあり、滑りやすい物を扱う作業でも使いやすいとされています。 ラテックス手袋はラテックスアレルギーに注意 ラテックスアレルギーは、皮膚とラテックスタンパク質が接触することで発症し、赤み、かゆみ、じんましんなどの皮膚症状を引き起こします。 症状の程度には個人差がありますが、まれにアナフィラキシーショックを引き起こすことがあり、血圧の低下や意識障害を伴う場合は命に関わることもあります。 過去にラテックス製品を使用した際に皮膚トラブルを経験したことがある場合は、ラテックスアレルギーの可能性があります。その場合は、ラテックス製品の使用を避け、アレルギー専門の医療機関に相談することが大切です。 また、ラテックスアレルギーのある方は、栗やバナナ、アボカド、キウイフルーツなどを食べることでラテックス・フルーツ症候群を発症することがあります。 ニトリル手袋 ニトリル手袋は、「合成ゴム」または「人工ゴム」を原料とした手袋で、ラテックスを使用していないため、ラテックスアレルギーの心配がありません。 油や薬品に対する耐性があることから、食品加工、清掃、製造業、理美容業界など幅広い分野で採用されています。 ニトリル手袋でも肌トラブルが起こる可能性も ニトリル手袋でも肌トラブルが起こる可能性があることが分かってきました。その原因の一つとされているのが、手袋の伸縮性を維持するために使われている「加硫促進剤(アクセラレーター)という成分で、まれにアレルギーを引き起こすことがあります。 加硫促進剤に反応すると、手荒れなどの皮膚過敏症やアレルギー性接触皮膚炎、刺激性皮膚炎などの症状が出ることがあります。 加硫促進剤フリーのニトリル手袋を選ぶときには、「加硫促進剤不使用」と書かれたものを選びましょう。ハッピーハンズでは、加硫促進剤不使用の手袋もご用意しております。 ゴム手袋には「パウダーあり」と「パウダーフリー」がある ゴム手袋には、装着のしやすさを高めるために内側に粉末を付けた「パウダー付き」と、粉末を使用せずに表面加工を施した「パウダーフリー」の2種類があります。 パウダー付きのゴム手袋の特徴 パウダー付き手袋は、トウモロコシ由来のコーンスターチなどの粉末を内側に施すことで、手袋の着脱を容易にしています。しかし、この粉末が原因で肌が乾燥したり、かゆみを引き起こす場合がある点には注意が必要です。...

加硫促進剤(アクセラレーター)とは?医科歯科用グローブを選ぶ際のポイント

加硫促進剤(アクセラレーター)とは?医科歯科用グローブを選ぶ際のポイント

病院や歯科医院での作業には、医療従事者や患者さんの感染や汚染のリスクを低減するために使い捨て手袋が欠かせません。使い捨て手袋を選ぶ際には、安全性だけではなく作業のしやすさや、手袋に接触することで起こるラテックスアレルギーを抑えられる種類の手袋を選ぶことが重要です。 ニトリル手袋はラテックスアレルギーの起きない手袋として多くの医科歯科で利用されていますが、近年、ニトリル手袋でも手の痒みや乾燥などの手荒れが起こる可能性があることが指摘されています。 本記事では、ニトリル手袋に使われている加硫促進剤(アクセラレーター)についてや、安全に使えるニトリル手袋を選ぶ際のポイントについて詳しく解説します。 著者紹介 歯科医院・病院用衛生用品を1つから購入できる通販サイト「HAPPY HANDS(ハッピーハンズ)」です。歯科医院などで使用される使い捨て手袋やマスク、その他の衛生用品をさまざま販売しています。 今回は、使い捨てゴム手袋に使用されている加硫促進剤について解説します。手肌悩みを持つ方が知っておくべき内容なので、ぜひ参考にされてください。 ニトリルグローブの商品一覧はこちら 医科歯科で使われている使い捨て手袋の種類 病院や歯科医院では、安全面と使いやすさなどを考えて、使い捨てのゴム手袋が多く使われています。今回は使い捨てゴム手袋の中からラテックス手袋とニトリル手袋の2種類について紹介します。 ラテックス手袋 ラテックス手袋は、天然ゴムのラテックスを原料とした手袋です。ラテックスは、ゴムの木から取れる乳液や界面活性剤で乳化させたモノマーを重合して得られる液体をいいます。 ゴムのコロイド状水分散物で、この樹液は3日に1度しか取れない貴重なもので、1回の樹液採取からはラテックス手袋2枚の量しか作れません。 ラテックス手袋の特徴 ラテックス手袋は、耐久性と伸縮性に優れています。手にぴったりと密着するので、疲れを軽減しながら手や指の感覚は素手のように動かせるため、医療現場にも適している手袋です。 ただし、油や薬品への耐性はあまり高くはありません。また、天然ゴムが原料になっているため、ラテックスアレルギーを引き起こすリスクがあります。ラテックスアレルギーとは、天然ゴムに含まれるたんぱく質に対する反応で、天然ゴムのラテックスが皮膚や粘膜に付着した際にかゆみや赤み、蕁麻疹などの症状が出ます。 重症の場合は、アナフィラキシーショックが起こることもあり注意が必要です。必ず専門医に相談をしてください。 ラテックスアレルギーの人は、特定の果物によってもアレルギー反応が出ることがあります。これは、ラテックス・フルーツ症候群と呼ばれるもので、いくつかの果物に含まれるたんぱく質とラテックスに含まれるたんぱく質が似ているために、体の免疫系が果物をラテックスと判断してアレルギー反応を起こすことです。 アボカド・キウイフルーツ・バナナ・クリなどのたんぱく質に反応するとされているので、ラテックスアレルギーの人はこれらの果物を食べるのは避けてください。 ラテックス手袋の種類 ラテックス手袋は、2つの加工法によって作られています。手袋の内側をポリマー溶液に浸してポリマー層でコーティング処理して作られたものと、手袋を塩素液に浸して塩素処理して作ったものです。 ポリマーコーティングの手袋はしっとりした感触が特徴で、塩素処理した手袋は、乾いた感触、さらに着脱がしやすい点が特徴です。 ニトリル手袋 ニトリル手袋も医療現場でよく使われるゴム手袋です。ラテックス手袋は天然ゴムが原料ですが、ニトリル手袋はニトリルゴム(NBR:Nitrile Butadiene Rubber)という合成ゴムや人工ゴムを原料にしています。 ニトリルゴムとは、ブタジエンとアクリロニトリルの共重合によって合成された化学合成ポリマーです。 ニトリル手袋の特徴 ニトリル手袋もラテックス手袋と同様に、耐久性や伸縮性に優れています。また、薬品や油、洗剤に強いのが大きな特徴です。さらに耐突刺性が高い点も、多くの医療現場で採用される理由の1つといえるでしょう。 病院や歯科医院では、先端が細く尖った器具や注射針などを日常的に使います。耐突刺性の低い手袋では、ちょっとした刺激で穴あきや破れが生じ、感染のリスクが高まってしまいます。耐突刺性のあるニトリル手袋は、医科歯科に適した手袋といえるでしょう。...

ラテックスグローブのパウダー(粉)フリータイプとは?医療用手袋に適した種類を紹介

ラテックスグローブのパウダー(粉)フリータイプとは?医療用手袋に適した種類を紹介

医療用手袋として使われるものは用途に合わせてさまざまなものがありますが、使い捨てゴム手袋の中では、ラテックスグローブやニトリルグローブなどがよく採用されています。 本記事では、ラテックスグローブのパウダー付きとパウダーフリーの違いや、医療用手袋の選び方などについて解説します。また、感染や汚染を防ぐために正しいゴム手袋の装着の仕方も紹介しているので、安全に作業を行うためにもぜひ参考にされてください。 著者紹介 歯科医院・病院用衛生用品を1つから購入できる通販サイト「HAPPY HANDS(ハッピーハンズ)」です。歯科医院などで使用される使い捨て手袋やマスク、その他の衛生用品をさまざま販売しています。 今回は、ラテックスグローブのパウダーありとパウダーフリーの違いや医療用に使われる手袋の種類について解説します。医療用手袋の選び方や正しい装着方法など役立つ情報を紹介していますので、ぜひ参考にされてください。 グローブの商品一覧はこちら 医療用に使われる手袋の種類 感染や汚染のリスクから守る使い捨て手袋は、医療現場や食品・介護・美容業界や工場などさまざまな場面で使われています。使い捨て手袋は異なる素材でさまざま種類が作られていますが、医療用として使われているのは主にゴム手袋です。 ゴム手袋は伸縮性に優れているため素手に近い感覚で手や指を動かせること、耐久性が高く治療や手術など長時間の作業に対応できること、素材によっては耐薬品性があり医療現場に適していることなどから多くの医療現場で使用されています。 医療用として使われている使い捨てゴム手袋の中から、ラテックスグローブとニトリルグローブの2種類を紹介します。 ラテックス手袋 ラテックス手袋は、天然ゴムのラテックスを原料とした手袋です。ラテックスとは、ゴムの木から取れる乳液や界面活性剤で乳化させたモノマーを重合して得られる液体をいい、ゴムのコロイド状水分散物のことです。ラテックスの樹液は、とても貴重で3日に1度しか取れません。さらに、1回の樹液採取からはラテックス手袋2枚しか作れません。 ラテックス手袋の特徴は耐久性と伸縮性に優れている点で、丈夫で長時間の作業にも対応できます。ラテックス手袋は、油や薬品への耐性はあまり高くはありませんが、手にぴったりと密着するため、治療や手術などで求められる細かい作業をする場面でも装着による疲れが軽減可能なゴム手袋です。 ただし、天然ゴムのラテックスは、ラテックスアレルギーを引き起こす要因となることがある点は気をつけるべきでしょう。 ラテックス手袋は、2つの加工方法によって作られています。1つは手袋を塩素液に浸して塩素処理して作ったもの、もう1つは手袋の内側をポリマー溶液に浸してポリマーの層を作ってコーティング処理して作られたものです。塩素処理で作られたラテックス手袋は、乾いた感触で着脱がしやすいです。また、ポリマーコーティングのラテックス手袋は、しっとりした感触になっています。 ニトリル手袋 ニトリル手袋も使い捨てゴム手袋の一種ですが、原料がラテックス手袋とは異なります。ニトリル手袋は、ニトリルゴム(NBR:Nitrile Butadiene Rubber)という合成ゴムまたは人工ゴムが原料です。 ニトリルゴムはラテックスとは異なる化学合成ポリマーで、ブタジエンとアクリロニトリルの共重合によって合成されたものになります。 ニトリル手袋もラテックス手袋と同様に耐久性や伸縮性に優れているうえ、薬品や油、洗剤にも強い点が特徴です。そのため、長時間の作業にも対応できることから、こちらも医療用として広く採用されています。 用途別|医療用のゴム手袋の特徴 医療用ゴム手袋は、用途によって異なる特徴があります。使用目的に合った特徴を持つゴム手袋を選ぶことで作業効率が上がり、多くの患者さんを受け入れられるようになります。 滅菌済みの手袋 滅菌済みの医療用ゴム手袋は、医療従事者と患者の間にウイルスや細菌感染を防ぐバリアとして使われるため、特に感染リスクに対して注意を払わなければいけない外科手術や侵襲的処置、化学療法などを行う際に装着する手袋です。 滅菌されたゴム手袋は、ビニール製やネオプレン製の手袋もありますが、ラテックスグローブが多くなっています。ラテックスグローブは耐久性に優れていますが、滅菌済み手袋を使うべき医療行為を行う際は、感染リスクや手袋の劣化を防ぐためにも、約45分ごとに手袋を取り替えることが推奨されています。 滅菌していない手袋 滅菌していない手袋は、採血や輸液の処置、検査、医療器具の洗浄、汚れたリネンや廃棄物を取り扱うときなどに使われます。 医療現場のさまざまな場面で使われる使い捨て手袋で、ラテックスのほかにニトリル製やビニール製などがあります。...

ニトリル手袋・ラテックス手袋のロングタイプを使用するメリット|手袋の選び方も解説

ニトリル手袋・ラテックス手袋のロングタイプを使用するメリット|手袋の選び方も解説

使い捨て手袋に使われている素材はさまざまですが、その中でもニトリルグローブやラテックスグローブは伸縮性や強度、耐久性などがあるため、いろんな現場で取り入れられています。もちろん素材選びも大切ですが、使い捨て手袋はサイズや寸法の選び方にも注目しましょう。 最近は手首の上まですっぽりと隠れるロングタイプのニトリルグローブやラテックスグローブが注目を集めています。そこで今回は「使い捨て手袋のロングタイプを愛用する理由」を紹介します。使い捨て手袋の選び方を模索中の方は、ぜひ参考にしてください。 著者紹介 歯科医院・病院用衛生用品を1つから購入できる通販サイト「HAPPY HANDS(ハッピーハンズ)」です。歯科医院などで使用される使い捨て手袋やマスク、その他の衛生用品をさまざま販売しています。 今回は、ロングタイプの手袋の魅力について紹介します。ロングタイプの手袋を選ぶ際のポイントも紹介しますので、参考に適切なグローブを選んでみてください。 グローブの商品一覧はこちら ロングタイプの使い捨て手袋を使用するメリット ロングタイプの使い捨て手袋とは、手首より高い位置まで長さのある商品を指します。一般的に使われている使い捨て手袋は手首ほどの長さのモノが多く、なぜ「わざわざロングタイプを選ぶのか」気になっている方も多いのではないでしょうか。 ロングタイプの使い捨て手袋の魅力を3つ紹介します。どのような使い捨て手袋を活用すべきか迷っている方は以下をチェックしてみましょう。 手首上まで肌を保護できる ロングタイプの使い捨て手袋は、手首より高い位置まで肌を保護できるのがメリットです。メーカーや種類によっても異なりますが、ロングタイプは肘下あたりまでカバーできるものもあります。 肌の露出部分が少なくなるので、薬品や汚れから皮膚をしっかり守りたい方にロングタイプが向いています。肌に傷がある場合も、ロングタイプであれば皮膚をカバーできる範囲が広いのは嬉しいポイントです。 水仕事がしやすい 水仕事を行う方にも、ロングタイプの使い捨て手袋が多く愛用されています。一般的な手首までの長さの使い捨て手袋だと、水仕事を行っている際中に手首から中へと水が入ってしまうことが多々あります。 手が使い捨て手袋の中で濡れてしまうと蒸れるだけではなく、ときに不快感を伴うこともあるでしょう。ロングタイプの使い捨て手袋であれば、手首から水が入りにくくなります。 不快感を軽減したい方は、ぜひロングタイプを活用しましょう。ただし、同じロングタイプの商品でも寸法はメーカーや種類によって異なります。長さを重視したい方は、きちんと商品の詳細をチェックしてから使い捨て手袋を購入してください。 広い範囲で汚染を防げる 汚物を扱う方であれば、ロングタイプの使い捨て手袋が活躍する可能性があります。肘に近い部分まで肌を保護できるほか、汚物による汚染を広い範囲で防ぐ効果に期待ができます。 使い捨て手袋は使用後にそのままゴミとして処分できるので、汚染物質を拡散したくない方にもおすすめです。正しく着脱できれば付着した汚物ごと丸めて処分可能ですので、普段から汚物を取り扱う方はぜひ参考にしてください。 ニトリルグローブとラテックスグローブの違い い捨て手袋は様々な種類がありますが、よく使われているのがニトリルグローブとラテックスグローブです。一見どちらも同じような商品に見えますが、素材に大きな違いがあります。 ラテックスグローブは天然ゴム「ラテックス」を使って作られた使い捨て手袋です。強度や伸縮性に優れているため、細かい作業に向いていて装着による疲れが軽減可能な手袋です。また、温度変化に影響を受けにくく、グリップ力が高くて滑りにくいものと滑らかな加工が施されたタイプから使用用途に合わせて選べます。 しかしながら、ラテックス手袋は天然ゴムのラテックス素材を起用しているため、人によってはラテックスアレルギーを引き起こす場合があるので注意が必要です。ラテックスアレルギーとは、天然ゴムに含まれるタンパクがアレルゲンとなってラテックスアレルギー反応が起こります。手袋は肌によく密着するため、ラテックスアレルギーをお持ちの方は使用を控えましょう。 一方、ニトリルグローブは、合成ゴムまたは人工ゴムで作られている使い捨て手袋です。同じ「ゴム」でも素材が異なるため、ラッテクスアレルギーを引き起こす心配はありません。 ただし、パウダーありのニトリルグローブはトウモロコシデンプンの粉が原因で肌に痒みや皮膚の乾燥などの肌トラブルが起こる可能性があります。このリスクを考慮し、厚生労働省はパウダーフリーの手袋の使用を推奨しており、ハッピーハンズでもこの2016年の発表以降はパウダーフリーの手袋のみ販売しています。 ニトリルグローブは強度も十分で、突き刺しによる破損にも比較的強い傾向があります。また、洗剤や薬品に対する耐性も強いため、医療や歯科などの現場で取り入れられています。ニトリルグローブとラテックスグローブのそれぞれの特徴を理解した上で、適切なものを選ぶようにしましょう。 ロングタイプの使い捨て手袋の選び方 ロングタイプの使い捨て手袋を選ぶ際に、注目したいポイントを紹介します。自分に合った使い捨て手袋を見つけるためにも、以下のチェック項目を確認しましょう。 サイズ・長さ...

予防接種用手袋の基礎知識|医療現場で求められる手袋の条件とは?

予防接種用手袋の基礎知識|医療現場で求められる手袋の条件とは?

予防接種や検診などを行う際は、手袋を着用するのが一般的です。医療現場では、常に感染や汚染のリスクにさらされているため、作業内容や目的に合わせて適した手袋を選ぶ必要があります。 本記事では、予防接種用の手袋に求められる機能や予防接種に適した使い捨て手袋について詳しく解説します。また、予防接種のときの正しい手袋の着脱方法についても紹介しているので参考にしてください。 著者紹介 歯科医院・病院用衛生用品を1つから購入できる通販サイト「HAPPY HANDS(ハッピーハンズ)」です。歯科医院などで使用される使い捨て手袋やマスク、その他の衛生用品をさまざま販売しています。 今回は、予防接種に適した手袋について解説します。また、予防接種で手袋を着用する意味や必要な機能についても紹介していますので、ぜひ参考にされてください。 グローブの商品一覧はこちら 予防接種で手袋は必要? インフルエンザやみずぼうそう、日本脳炎、肺炎球菌など、病気への免疫をつけるための予防接種はさまざまあります。予防接種は、子どものときに接種するものばかりではなく、大人が打つべきものや高齢者が打った方がよいものもあり、医療現場では通常の診察や検査と合わせて日常的に行うものです。 一般的に予防接種をする際は、手袋の着用は義務付けられていません。特に筋肉注射を行う場合は、毎回手指の消毒を行えば手袋はなしで構わないとされています。 しかし、接種者の手に傷がある場合や、何らかの感染性物質に手が触れる可能性がある場合は、予防接種でも手袋の着用が推奨されているため多くの医療現場では手袋を着用して予防接種を行うケースが多いようです。 予防接種で手袋を着用する意味 前述したように予防接種では、手袋の着用は義務ではありませんが、現場では細菌感染のリスクを下げるために手袋を着用して対応する医療従事者の人が多くいます。 手袋を装着することで、医療従事者が感染するリスクを減らせるだけではなく、予防接種を行う人の消毒した手から剥がれ落ちてくる皮膚や細菌、そのほかの物質が周囲に拡散するのを防げるからです。 ここで問題になるのが、予防接種の際の手袋の使い回しです。本来は、予防接種で手袋を着用する場合は、手指の消毒を行ってから手袋を装着し被接種者ごとに交換しなければいけません。 しかし、患者さんが多く院内が混雑していたり、集団予防接種会場で次々に予防接種をしなければいけない状況だったりすると、手袋を毎回交換せずに手袋の上から手指を消毒して次の人に予防接種を行っているケースも少なくありません。 手袋の上からアルコール消毒をすると、アルコールによって手袋が破損する可能性があるため逆効果です。予防接種で手袋を使う場合は、手袋の効果を最大限に活かすためにも毎回交換し、手指の消毒も行う必要があります。 予防接種用手袋に必要な機能 予防接種用の手袋に必要な機能は、以下になります。 耐久性 伸縮性 耐突刺性 耐薬品性 耐久性 予防接種をするときの手袋は、耐久性に優れているものがよいでしょう。薬品を調合したり、注射針を扱ったりするため、破れやすい手袋ではちょっとした衝撃で穴あきや破損する可能性があります。 予防接種で破損した手袋を使っていると、医療従事者の感染リスクが高まるだけではなく被接種者も感染や汚染するリスクが出てきます。 また、耐久性の低い手袋の場合、毎回手袋を取り替える際に破けてしまうこともあるため、作業に時間がかかってしまい非効率的になることも考えられるでしょう。安全に速やかに予防接種を行うためにも、耐久性のある手袋が望ましいです。 伸縮性 伸縮性のある手袋が、予防接種には適しています。使い捨て手袋の種類はさまざまありますが、手に密着しないタイプの手袋は、薬品や注射針を扱う予防接種には使えません。 しっかりと手指に密着し、指先を素手のように自由に動かせる手袋がよいでしょう。伸縮性があるうえに、手指の感覚がはっきりとわかるようなものが適しています。...

接触感染予防に最適な手袋の選び方|衛生管理を徹底するポイントを解説

接触感染予防に最適な手袋の選び方|衛生管理を徹底するポイントを解説

接触感染を防ぐために手袋を使いたいけれど、「どの手袋を選べばいいのかわからない」「交換タイミングや正しい使い方が分からなくて不安」という悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか? 結論から言うと、手袋の選び方や使用方法、交換のタイミングを正しく理解することで、感染リスクを大幅に減らすことができます。 本記事では、接触感染予防に最適な手袋の種類や素材、交換のタイミング、そして正しい外し方や手指衛生の方法について詳しく解説します。 著者紹介 歯科医院・病院用衛生用品を1つから購入できる通販サイト「HAPPY HANDS(ハッピーハンズ)」です。歯科医院などで使用される使い捨て手袋やマスク、その他の衛生用品をさまざま販売しています。 今回は、滅菌の使い捨て手袋ついて解説します。正しい装着方法や交換タイミングなど役立つ情報を紹介していますので、ぜひ参考にされてください。 グローブの商品一覧はこちら 接触感染予防で手袋を使う理由 接触感染予防としての手袋の使用は、医療現場だけでなく、介護や日常生活においても重要な役割を果たします。医療では、血液や体液、分泌物、排泄物、粘膜、傷のある皮膚に触れる際、手を汚染から守り、微生物の伝播を防ぎます。 介護では、排泄物の処理や傷の手当てに使用することで、利用者と介護者の双方を感染リスクから保護します。また、日常生活では、掃除や汚染物の処理時に細菌やウイルスとの接触を防ぎ、個人および周囲の衛生を保つ効果があります。 特に使い捨て手袋を単回使用し、適切なタイミングで交換を行うことが基本となります。この基本を守ることで、本来の感染予防を遂行することができます。 接触感染予防に最適な手袋の選び方 接触感染を予防するためには、手袋の種類や素材を正しく選ぶことが大切です。ここでは、接触感染予防に最適な手袋の選び方をわかりやすく解説します。 手袋の種類 手袋は、用途に応じて適切な種類を選ぶことで、接触感染を予防する効果を最大限に引き出せます。手袋の種類は主に以下の3つに分類されます。 手術用手袋(滅菌) 検査・検診用手袋(滅菌/未滅菌) 多用途手袋(未滅菌) まず、手術用手袋(滅菌)は、手術や高度な無菌操作が求められる医療現場で使用されます。滅菌処理が施されており、感染リスクを最小限に抑えるのが特徴です。 検査・検診用手袋は、検査や治療、汚染された器材の取り扱いに適しています。感染リスクが高い場合には滅菌タイプを、非感染性の作業には未滅菌タイプを選びましょう。 多用途手袋(未滅菌)は、汚染物の処理や器具の洗浄、廃棄物処理など、粘膜や傷口に触れない作業に適した手袋で、日常作業でも広く使用されています。 手袋の素材 使い捨て手袋には、ニトリル手袋、ラテックス手袋といった素材があり、それぞれ特徴が異なります。 ニトリル手袋 ニトリル手袋は、強度に優れ、引っ張りや突き刺しへの耐性が高い上に、伸縮性もあり、細かな作業に適しています。薬剤や油脂への耐性があるのも特徴です。また、ラテックスアレルギーの心配がないため、アレルギーのある方でも安心して使用できます。 ラテックス手袋 ラテックス手袋は、伸縮性と柔軟性が高く、温度変化の影響を受けにくいという特性があります。さらに、グリップ力に優れ、滑りにくく、安全性が必要な作業にも適しており、滑らかな加工が施されたタイプも選択可能です。 ラテックスアレルギーの有無 ラテックスアレルギーの方は、ラテックス以外の素材で作られた手袋を選びましょう。...